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波瑠「……」多い主演作で内面としっかり向き合う作業

10月26日 21時30分

 波瑠が26日、スペースFS汐留にて行われた主演映画『ホテルローヤル』完成報告会イベントに出席。自身が演じた役柄の台本に「……」が多かったことに強い危機感を持ってのぞんだことを明かしていた。イベントには安田顕、夏川結衣、岡山天音、武正晴監督も参加した。

 本作は桜木紫乃の直木賞受賞作を、映画『百円の恋』などの武正晴監督が映画化。北海道の湿原に立つラブホテル「ホテルローヤル」を舞台に、ホテルを訪れる事情を抱えた人々の機微を描く。

 波瑠が演じた「ホテルローヤル」の経営者の一人娘・雅代は、主人公でありながら、親や従業員を見つめているシーンが印象的で、台本にも「……」が多かったという。波瑠は「周りがにぎやかに展開していくのですが、雅代さんは静かに佇んでいるシーンが多く、下手したらただ突っ立っている日々になってしまう」と危機感を募らせていたそう。だからこそ「雅代さんの内面としっかり向き合う作業をしなければいけない」と撮影は緊張した日々だったと明かした。

 さまざまな人がそれぞれの思惑を持ちホテルにやってくる。結末はどうであれ「ホテルローヤル」は、そこに滞在する人の心に寄り添い、心を満たしてくれる存在でもある。波瑠は「わたしはお腹が満たされると、心も満たされるみたいです」と笑うと「4月から外食が難しくなり、一人で寂しく食事をする時間が増えました。一人は好きなのですが、最近細心の注意を払って外でご飯を食べたら、ものすごく心が満たされたんです」と語った。

 すると安田も「僕も最近、細心の注意を払って大江戸温泉に行き、すっぽんぽんになって大きなお風呂とサウナに入ったあと、垢すりマッサージをしたら、本当に心が満たされた」とコメント。共演者の間に立てられたアクリル板を見て「これが早く取っ払われる時代に戻ったら、もっと満たされるのでしょうね」と多くの人の気持ちを代弁していた。

 この日は、ほか作品の撮影のためにイベントに参加できなかった松山ケンイチから思いがつまったコメントが届くと、波瑠も「キャンペーンで桜木先生と話していたとき『なにかから積極的に逃げることは、変換するとものすごく前向きなんだ』と仰っていました。その言葉って目から鱗だったのですが、そんなメッセージが込められている映画です」と熱い気持ちを吐露していた。(磯部正和)

映画『ホテルローヤル』は11月13日公開

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