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寿君、APOLLOとRED SPIDERを迎えた2マンツアー最終日を完遂

06月14日 10時47分
まさしく今後の寿君の向かう先やそこを目指す意義、この日この会場に集まったクラウドを含め、多くの人と一緒に次のフェイズへと向かう決意と意志、行動が明示されたライヴであった。それは同時に、“フロア/ステージともにそこに向かって一緒に歩んでゆく”との固いアライアンスが交わされた一夜でもあった。



寿君の東名阪2マンツアー『not Alone TOUR〜一人じゃない〜』が5月23日の代官山UNITで幕を閉じた。同ツアーはメジャー1st EP『一人じゃない』を携え行なわれたもの。名古屋ではAK-69、大阪ではHAN-KUNの先輩格と敢行され、ここ東京では後輩ながら地元大阪で凌ぎを削り合ってきたAPOLLOと、Guest Soundには寿君の命名者RED SPIDERも参戦。関西ダンスホールシーンの激熱がそのまま、この地に持ち込まれた。



まずはAPOLLOが登場。寿君の今後への祝福と同時に、“俺も負けへんで!!”と熱いバイブスをかましまくる。さすがは寿君とともに激戦区大阪レゲエ界で揉まれラージアップしてきた猛者。特有のハードさと温かさを共存させたDeeJayスタイルにて次々と会場を沸かす。イーズアップの連続でのウォーミングアップを経て、「Gonna fire」でフロアーを一気にバウンスさせると、自己紹介チューン「A.P.O.L.L.O」、会場にワイパーを作り出した「プレミアム」、出自とアングラ魂の宣言ともいえる「UNDER GROUND」と攻めチューンを連射。はたまた会場と共に歌った「メーデー」や切ないリディムの上、愛しさを会場中に広げた「あいあいパラソル」、お前がいないと心も寒いとの愛しい気持ちを実直に伝えた「ふとん」等、切ない面も織り交ぜる。



また、次第にラガマフィンを高速化させ、舌回しやロングブレス等の高スキルを魅せつけた「APOLLO STYLE」、自身の道程を振り返り、ここから一緒に勝ち上がって行こうと歌われた「マダ…」、仲違いした友達に贈ったバックデイズ感溢れる「おでん」が、この日のイベントタイトルを体現してくれた。



後半も“大丈夫。例え倒れても七転び八起きでいこう!”とスマホのライトのなか歌われた「Solar man」、再びアゲアゲで一体感を作り上げ、会場をバウンスさせまくった「GET BUSY」がフロアーを最後まで並走させた。



続いては寿君の名付け親RED SPIDERへとバトンが渡る。これでもかと会場を煽り、強引にでもアゲにかかるセレクター兼MCのJunior。自前のサウンドシステムか? ミッドとローの出音のマッシヴさがすごい。腰にズンズンくる。コンプライスなんてなんのその、カチコミにも近いそのマナーは圧巻。スペシャルプレートを矢継ぎ早に連射し、その独特のトースティングにて会場をいじり、ガシガシに煽っていく。フロアーもそれにぐいぐい惹き込まれ、えげつない盛り上げを見せていくさまも印象深かった。



最後は寿君が登場。この日は、いきなり会場をグッとステージへと引き寄せるように、感謝とこれからも一緒に行こう、《絶対に離さない》と歌われた「オレトオレバ」から発進した。「Winner」に入ると場内も合わせて心でファイティングポーズ。“絶対にものにしてやる!!”との気概が場内に満ちる。また、ポリティカルな問題もフタをせずきちんと向き合い立ち向かえ! 声を上げろ!!と諭した「GENERAL」とニューEPからの曲も歌われる。



“今日は昔から応援してくれる人も初めましての人も最後まで持っていく!!”と力強く誓う寿君。会場大合唱&ワイパーも特徴的だった「SING A SONG FOR YOU」、《東京に来たよ》とリリックを変えて歌い、心がつながっていれば距離は問題ないと歌われた「LONG DISTANCE」、ずんずん進んでいくリディムに《ありのまま生きようよ》と歌われた「ミチニイキル」が力強く放たれる。



中盤は夏チューンたちが会場の温度を急上昇させていく。現場讃歌の「SEASON IN SUMMER」、暑さを待ち遠しくさせた「ENDLESS SUMMER」では、《UNITを待ってました》とリリックを変え歌うサービスも。そして7月16日発売のニューアルバム『ニューレベ』から「あー夏休み」も初披露。TUBEの曲を大胆にサンプリングし、ソカmeetsサンバなリディムにて、あの情熱さを上手く活かした躍動感のあるタオル大旋回必至に蘇られていたのも印象深い。



続いてAPOLLOが再び登場。ニューEP収録の「マンマ・ミーア」の再演だ。外の雨などすっかり忘れて会場も弾け、気分も晴れ晴れだ。ふたりはそのままアドリブで「へそまがり」を披露。会場を大いに沸かせた。



後半では多彩さも目立った。幻想的なリディムの上、一気にフロアーを夜の星空の下へと誘った「TOUCH INNA JAMAICA」、そして「CARRY DI HERB」ではアイリーな気持ちにさせてくれ、ニューEPのタイトル曲&今ツアータイトルの「一人じゃない」にいては、“側にいてくれ、離しはしないから!!”の想いが作品以上に炸裂した。



ラストスパートは、“俺はこれからもこのスタイルを貫きやり続けていく!!”との誓いが続けざま歌われた。ウクレレのリディムの上、俺は俺、メジャーに移っても自由に舞ってやるとの宣言にも映った「自由に舞う」、“俺がこの道を切り開くからついて来い!!”と力強く響いた「オレガヤレバ」、本編最後は集まった人、共演者、ここまでサポートしてくれた人やこれから出会う人たち、みんながいたからこそ、このステージに立てた感謝と喜びも交え、手強い4つ打ちのリディムに乗り、「SPECIAL THANX」が感謝を込めて歌われた。



アンコールは想い出の名場面を一緒に育んでいくが如くともに大合唱。明日への活力やこれからの道を照らしてくれるようなバイタリティあふれるチューンが歌われた。



ゆったりとしたダウンビートに乗せて支え合って行こうと歌われた「Believe in myself」、また、ひとりひとりの人生に寄り添うように「ONE LIFE」が歌われると、各々の人生を肯定してくれるような同曲が、明日の自分たちの道を迷わないように輝かしく照らしてくれた。



この日ライヴ後半のMCにて、“まだスターになれなくて、応援してくれてるみんなには申し訳ないけど、俺はまだまだ諦めてへんし、絶対にその気持ちを裏切らへんから”と強く誓ってくれた寿君。これに限らず何度もMCで口にした、“今後はメジャーにフィールドを移し、そこで勝負をし、レゲエを夏だけじゃなく1年中常に街に流れている音楽にしていきたい”との尊い目標。レゲエをさらに身近なものにしようと試みた先人たちが実現できなかったその命題も、彼のその明るさやバイタリティ、不屈さや固い意志があれば、今度こそ実現するかもしれない…。今、本気でそう思えるDeeJayに出逢えた喜びでいっぱいだ。



撮影:REAL☆SHOT MASATO/取材:池田スカオ和宏



【寿君 セットリスト】

1.オレトオレバ

2.Winner

3.GENERAL

4.SING A SONG FOR YOU

5.LONG DISTANCE

6.ミチニイキル

7.SEASON IN SUMMER

8.ENDLESS SUMMER

9.あー夏休み

10.SUMMER LOVE

11.マンマ・ミーア feat.APOLLO produced by RED SPIDER

12.TOUCH INNA JAMAICA

13.CARRY DI HERB

14.一人じゃない

15.自由に舞う

16.オレガヤレバ

17.SPECIAL THANX

<ENCORE>

1.Believe in myself

2.ONE LIFE



【ライブ情報】

『渋谷レゲエ祭〜レゲエ歌謡祭2018〜』

9月22日(土) 東京・新木場STUDIO COAST

<チケット>

1Fスタンディング¥6,500(税込)/2F指定席¥7,500(税込)

※2F指定席SOLD OUT

■オフィシャルHP:http://shibuyareggaesai.com/2018/

 
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